【2006年1月2日】 第35回子どもの組織を育てる全国集会を終えて

2005年11月26日、27日の2日間、大阪府吹田市で第35回「子どもの組織を育てる全国集会」が開催されました。集会を終えてのメッセージを紹介します。

「第35回全国集会を終えて」
     少年少女全国ネットワーク代表 柳沢冶信

 こどもをめぐる悲しい事件が相次いで起きています。たとえ最悪の事態にならずとも、こどもの心と体を深く傷つける出来事がこの国のあらゆる場所で毎日起きています。「こどもをどう守るか」が親たちの大きな関心事になる中で今年の全国集会が開かれました。この集会に二五人の小中学生と三〇人の高校生を含む二五四人が参加しました。二五四人に仲間達を日本の各地から大阪へと向かわせるために力を寄せ合ったさらに多くの仲間達がいることを思うと大きな展望がわいてきます。
 11月26日・27日の二日間にわたって、私達は大いに学び合い語り合いました。それぞれの実践を報告し検証しました。そこから私が導き出した一つの結論は、こどもを心と身体社会の主人公にしようとする、少年少女センター全国ネットワークの取り組みが今の時代にとても大きな意味を持つと言うことです。「こどもを守る」事が大きな社会的関心事になっていますが、一体何からこどもを守るのかが問題です。こどもがこどもとしてこどもらしく生きにくい時代になったと言われて久しくなりますが、生きにくいどころか人として育たない時代を飛び越して「こどもが壊されていく」時代になったと感じるのは大袈裟でしょうか。地域の中で連帯をする大人達によって支えられている自主的で自治的なこどもの組織がヒトのこどもを人間として育てていくとても大切な場としてその重要性を増しています。そのことを確信させてくれた全国集会でした。この集会に参加した仲間達が、それぞれの町に帰ってさらに論議を発展させてくれることを期待しています。来年は東京です。その前に静岡/浜松で総会があります。総会では全国集会とはひと味違った学びと討論があります。会うたびに笑顔あふれる仲間でありましょう。
 (神代洋一)