2007年6月の記事




【2007年6月3日】 少年少女センター全国ネットワーク通信

事務局長 神代洋一

「日本の子どもたちの学力が低下」を大きく喧伝しながら、学校には、「選ばれる学校作り」と言う「学校間競争」を、子どもたちには、全国一斉学力テストをはじめとした「学力競争」が押し付けられています。「学力低下」の一因は、学校五日制を象徴とする「ゆとり教育」にありとして、「土曜学校」や「夏休み補修」「始業前テスト」など授業時間外の「学習時間」を増やす動きが全国に広がっています。東京の足立区をはじめとして「夏休みの短縮」を行う自治体も増えてきています。
 放課後、子どもたちが学校に残って、学習や遊びを行えるようにすることを目的とした「放課後教室」は高まる学童保育要求の矛先をかわすねらいも含みこまれながら全国に展開されていこうとしています。
 子どもの生活丸ごとが「学校」に取り込まれていく中で、地域の子ども集団の活動は大きな困難に直面しています。スポーツ団体もスカウト型の少年少女団体も、「勉強」がちらつき始める高学年の会員が極端に減少、少子化もあいまって、休眠・消滅する団体も珍しくありません。
 「モーレツ社員」以上に猛烈に忙しい競争生活に巻き込まれている子どもたちだからこそ、安心して仲間と思い切り遊びたい、心の底から笑いあいたい、競うのではなく、手をつなぎあいたいという人間的な願いは切実なものになっています。
 全国各地の「遊び会」などの参加しやすい、身近な地域活動への子どもの参加は一頃よりも増えています。そこに行けば仲間がいる、遊びがある、安心できる人間関係がある、何より、自分たちが活動内容を決めることが認められる。子どもたちを主人公にする活動を子どもたちは心の底から欲しているのです。
 厳しい世の中だからこそ、強く自覚することができる可能性を持った要求をつなげ、広げる工夫を私たちはしていかなければなりません。「ちいきとこども」掲載の全国の記事にこそそのヒントが詰まっています。

【第11回代表委員会(2007年度総会)】
日時・開催地:2007年2月18日 福岡
議題:テーマ「子どもを主人公とした活動の意味を広く伝えるために」
@雑誌「ちいきとこども」の普及について
A子どもの組織を育てる全国集会について
2007年-静岡、08年-愛知、09年-京都、10年-群馬・埼玉・・・を予定
B全国指導員合宿の開催
4月7日〜8日 大阪府吹田市で 青年同士の学びあい、地域交流を中心に行う
C財政について
2006年度決算:収入1,692,381円、支出1,101,865円、次年度繰越590,516円
D2007年度運営体制について
代表・柳沢治信(どろんこの会)、副代表兼事務局長・神代洋一(NPO 東京少年少女センター)、副代表・角田  (大阪少年少女センター)
E年間計画
★代表委員会
6月23日〜24日 (愛知)、9月29日〜30日(埼玉)
★子どもの組織を育てる全国集会 11月24日〜25日(静岡)
★シンポジウム 2月16日〜17日(群馬)